カスザメに言われて無線を耳につけた。
「・・・アァ?」
何だこりゃ。
耳に届いたのは砂の音のような雑音。
・・・・・おかしい。
この無線機に雑音なんてありえねぇ筈だが。
(・・・・・・チッ)
こんな時に故障かよ。
雑音の煩さに耐えきれず無線を外そうとした、その時、
「・・・・・・・・・?」
何かが聞こえてきた。雑音にまぎれて。
(なんだ?)
確かに何かが聞こえてくる。
何か。
何か。
ヒトの様な声が。
(なんだ、ちゃんと動いているじゃねぇか)
最初はそう思った。
部下の声だとそう思った。
だけど、
――――ドクンッ。
心臓が一つ大きく鼓動した。
ああ。
まさか、まさかそんな。
そんな筈はない。有りえない。
だって、だってもう死んだんだ。死んだ筈だろう?
でも、この声は・・。
この声は確かにアイツの声で。
間違えようのない、間違える筈がない
何度も何度も聞きたいと願ってやまなかった
俺の心を唯一支配する愛しくて堪らない男の声。
「――――ッ」
記憶の中にある声よりどこか幼さの残る声だったが
それでも間違いはなかった。
雑音にまぎれて聞こえてきたのは
(つな・・・・・・・よしっ・・・・・)
涙がまた溢れて来た。
ボンゴレ専用の通信回線のもろもろで
何の因果かはたまた神のいたずらか
遥か遠い日本の今使ってるあの通信電波と、
イタリアにいるヴァリアーの通信電波が交ってしまって
こんなことが・・・ハァハァ。
おこったら・・・・ハァハァ。
どうしよう・・・・・・グハァ!
ほんと妄想逞しいな自分。
というかほんとボスを泣かせ過ぎですみません。
2024 09,22 04:41 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2008 12,10 20:52 |
||||||||
X「つなよしの声がきけるのか」
スクの台詞でこんな妄想までしてしまう自分の頭は 本当にツナザン病で逞しいなと思いました。 あれ?作文? S「いやでもつけろぉ」 無線を耳につけるのを嫌がってるボス。 なんだ、耳に付けるとこそばゆいのかーーー!!?? ちょ、かわいいーーーー(重症) さてさてそんなWJですが。 そ、そう来ましたかーーー!!天野センセーーーー!!! いやもう敵のボスをあれこれ想像妄想してたら 見事に外れました。 「あなた様を見たら、さぞかし奴らもおどろくことでしょーな」 この台詞の"奴ら”にはてっきり読者も含まれるんだと 思っていたら・・・まさかまさかの読者置いてけぼり!! しかも奴ら=ヴァリアーでもなくて ベル単体じゃないのかコレは・・!! だ、誰も予想できないよーーー!!! しかし・・・・ジル様。ジル様か。 名前を見たとたんナウシカが出てきたのですが、 ナウシカのお父さんって こんな名前じゃありませんでしたっけ。アレ。 しかしベル以外の他のヴァリアーの隊員とジルが出会って、 全員が全員驚くのかな。いや驚かないんじゃないかな。 だったらなんで「奴ら」という複数形なのかしら。 1.六弔花クラスのボスは実はジルじゃなくて他の人物だから 2.”ジル様ってば超有名人だから皆知ってるはず!” あの執事さんはなかなかの電波の持ち主だから どっちかな(どっちもないだろうよ) 12/6に拍手にメッセージを下さった方ありがとうございました。 私信<M咲んへ モスカが凋むとポケットとかに入れられて 持ち運びが便利になって急にちょっともよおした時にとか どこでも気軽に挿れられるようになるんじゃないかな。多分。 というかごめん。そこに反応するとは思わなかったよ(笑) い・・・家リボ・・・・・・だと?何から練習すればいいのかな。 テレ東の優しさをありがたく受け取ることにするよ。 あーでもほんと、無線からツナの声が聞こえてきたらどうしよう。 ということでまた妄想話を書いてしまいました。
PR |
||||||||
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |